よくあるご質問
「歯並びの矯正」ってどんなこと?
受け口や出っ歯、乱ぐい歯などの悪い歯並び・噛み合わせを矯正装置によって正しくすることです。
歯をけずって人工物をかぶせたり、神経を抜いたりすることなく、自然のままの自分の歯を動かして、歯並び・噛み合わせを治すことができます。
成長期のお子さまには、顎や顔の成長発育を促す効果もあります。
矯正治療とは、自然のメカニズムを生かした治療です。
噛み合わせを良くすることによって、全身の健康にも大きくプラスになります。
たくさんある歯科医院から、失敗なく病院を選ぶには?
経験豊富な「矯正歯科専門の医院」がおすすめです。
日本では、歯学部を卒業して国家試験に合格し、歯科医師になると、法律で定められた診療科であれば、どれを標榜してもかまいません。
定められた診療科とは、歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4つの診療科目です。
従って、矯正歯科を標榜している病院の中には、一般歯科と矯正歯科の治療を両立している先生もいますし、大学病院から矯正歯科医が決まった曜日だけ派遣されているケースもあります。
病院選びをする時の目安のひとつに「矯正歯科専門の医院を選ぶ」ということがあります。
大学病院などで矯正歯科治療の研鑽を積んだ矯正歯科専門開業医は、豊富な臨床経験をもっているという点で信頼できます。
また、その先生が、どの程度の 技量をもっているのかを客観的に評価する基準として、日本矯正歯科学会の「認定医」や「臨床指導医」といった資格があります。
評判やうわさだけで選ぶのではなく、実際その医院に足を運び、先生と話しをしてみて、納得できる医院を選ぶことも大切です。
矯正歯科に相談するのは何歳くらいがよいですか?
気になったときに気軽にご相談ください。
理想的なのは あごが成長段階にある発育期ですが、口の中の状態はひとりひとり違うので一概に『開始は何歳から』と断定できません。
逆に言うと矯正治療は何歳からでも始められるのですが、
もっとも理想的なのは「あごが発育段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察していくこと」 でしょう。
矯正治療は大まかに言って、
①乳歯、もしくは乳歯と永久歯の混ざった時期(小学生)に行う「早期治療」と ②永久歯になってから(中学生以降)の治療に分けられます。
「早期治療」は、将来の不正咬合の発生の予防を目的としたり、成長発育の不調和(例えば受け口)を改善したり、悪習癖(指しゃぶり、舌突出癖など)を取り除いたり、早い時点で治療をしておかないと十分な治療結果が得られない場合に行われます。
永久歯にすべて生え変わってから以降は、マルチブラケット装置(歯の1本1本にブラケットを貼り付け、ワイヤーを通して治療する)による治療が一般的です。
まずは 矯正歯科医にご相談を。
矯正歯科治療を実際に始める年齢となると、一般的には前歯が永久歯に生え代わる7~8歳位が多いでしょう。
ただし、症状の内容によってはそれよりも出来るだけ早く治療を開始した方が良い場合もあり、ケースバイケースです。 相談したからといって必ず治療を開始しなければいけないということではありませんので、ご予約の上、一度お気軽に相談にいらしてください。
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