症例2
下顎が、右側にゆがんで右側の咬み合わせが反対になっています。 正中線(上下の歯の真ん中のライン)が大きくズレています。
このまま放っておくと、下顎が右側にゆがんだまま成長してしまいます。早い時期から矯正治療をすることにより、下顎のゆがみが改善され、正中線も合いました。
6歳から開始、15歳で終了しました。
| 主訴 | 受け口になって、下あごがゆがんできた |
| 診断名あるいは主な症状 | 下顎の右方偏位 |
| 年齢 | 6歳 |
| 治療に用いた主な装置 | 早期治療は主にあごの側方拡大と機能的矯正装置(FKO:成長期に下顎の成長を促進する装置)による治療を行った。 6歳から早期治療を行い、15歳から上下顎の第一小臼歯を計4本を抜去しマルチブラケット装置により2年9か月の治療を行った |
| 抜歯部位 | 上下顎の第一小臼歯 |
| 治療期間 | 12年 |
| 治療費概算 | 90万円 |
| リスク副作用 | 下顎が、右側にゆがんで右側の咬み合わせが反対になり、正中線(上下の歯の真ん中のライン)が大きくズレています。 このまま放っておくと、下顎が右側にゆがんだまま成長してしまいます。早い時期から矯正治療をすることにより、 下顎のゆがみが改善され、正中線も合いました。 |
お子さま自身の意識と治療への協力
小児矯正治療において、お子さま自身の意識や協力は非常に重要な要素です。
まず、治療を受ける目的や必要性を理解することが、子どもにとって大きな前進となります。
矯正治療の効果や、理想的な歯並びがもたらす健康的な生活について話し合うことで、子どもが目指すべきゴールが明確になります。
このプロセスを通じて、自らの歯や口腔の健康に対する意識を高めることができ、治療に対する積極的な姿勢を引き出すことが可能です。
また、治療が進む中で、装置の装着や口腔ケアにおいて、自分で管理する意識を持つことが求められます。
例えば、歯磨きを怠らず、装置のケアを行うことが大切です。
お子さま自身がしっかりとした毎日のルーティンを持つことで、治療の成功に繋がります。
親としては、お子さまが自主的に装置を管理できるように支援し、励ますことが大切でしょう。
お子さまが歯列矯正に協力的であることにより、担当の矯正歯科医師とのコミュニケーションも円滑に進みます。
例えば、定期的な通院時に、お子さま自身が感じていることをしっかりと伝えることで、矯正歯科医もより的確なアドバイスができるようになります。
さらに、親としてできるサポートとして、お子さまが相談しやすい環境を整えてあけることも大切です。
お子さまが治療に対して、安心感を持てるようなコミュニケーションを心掛け、疑問や不安にしっかりと向き合える雰囲気をつくることが、協力の促進にも役立ちます。
このように、お子さま自身の意識と協力は、歯列矯正をより成功に導くための大切な要因となるでしょう。
小児矯正のよくある質問
Q1:
矯正歯科に相談するのは何歳くらいがよいですか?
A1:
気になったときに気軽にご相談ください。
理想的なのは、あごが成長段階にある発育期ですが、お口の中の状態は、おひとりおひとり違うので、一概に「開始は何歳から」と断定はできません
逆に言うと、
矯正治療は何歳からでも始められるのですが、
もっとも理想的なのは「あごが発育段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察していくこと」 でしょう。
矯正治療は大まかに言って、
1)
乳歯、もしくは乳歯と永久歯の混ざった時期(小学生)に行う「早期治療」と
2)
永久歯になってから(中学生以降)の治療に分けられます。
「早期治療」は、将来の不正咬合の発生の予防を目的としたり、成長発育の不調和(例えば受け口)を改善したり、悪習癖(指しゃぶり、舌突出癖など)を取り除いたり、早い時点で治療をしておかないと十分な治療結果が得られない場合に行われます。
永久歯にすべて生え変わってからは、マルチブラケット装置(歯の1本1本にブラケットを貼り付け、ワイヤーを通して治療する)による治療が一般的です。
症状の内容によっては、それよりも出来るだけ早く治療を開始した方が良い場合もあり、ケースバイケースです。
ご相談されたからといって、必ず治療を開始しなければいけないということではありませんので、ご予約の上、一度お気軽にご相談にいらしてください。
Q2:
小学校の健診で、不正咬合の欄に○が入りました。 治療が必要ですか?
A2:
健診の目的は「心身の健康に影響を及ぼす可能性のある不正咬合をスクリーニングすること」です。
不正咬合の欄に○がついていても、必ずしも治療しなければいけないという訳ではありません。
歯並びのことを考える良い機会と とらえて、この機会に 歯列矯正の専門医である矯正歯科医師に、現状のお子さまの診察と、ご相談をおすすめしますので、一度、気軽なお気持ちでカウンセリングにいらしてください。