Q&A

Q1「歯並びの矯正」ってどんなこと?

受け口や出っ歯、乱ぐい歯などの悪い歯並び・噛み合わせを矯正装置によって正しくすることです。歯をけずって人工物をかぶせたり、神経を抜いたりすることなく、自然のままの自分の歯を動かして、歯並び・噛み合わせを治すことができます。

成長期のお子さまには、顎や顔の成長発育を促す効果もあります。矯正治療とは、自然のメカニズムを生かした治療です。
噛み合わせを良くすることによって、全身の健康にも大きくプラスになります。

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Q2たくさんある歯科医院から、失敗なく病院を選ぶには?

経験豊富な「矯正歯科専門の医院」がおすすめです。

日本では、歯学部を卒業して国家試験に合格し、歯科医師になると、法律で定められた診療科であれば、どれを標榜してもかまいません。定められた診療科とは、歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4つの診療科目です。
従って、矯正歯科を標榜している病院の中には、一般歯科と矯正歯科の治療を両立している先生もいますし、大学病院から矯正歯科医が決まった曜日だけ派遣されているケースもあります。

病院選びをする時の目安のひとつに「矯正歯科専門の医院を選ぶ」ということがあります。大学病院などで矯正歯科治療の研鑽を積んだ矯正歯科専門開業医は、豊富な臨床経験をもっているという点で信頼できます。また、その先生が、どの程度の 技量をもっているのかを客観的に評価する基準として、日本矯正歯科学会の「認定医」や「専門医」といった資格があります。評判やうわさだけで選ぶのではなく、実際その医院に足を運び、先生と話しをしてみて、納得できる医院を選ぶことも大切です。

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Q3矯正歯科に相談するのは何歳くらいがよいですか?

気になったときに気軽にご相談ください。

やはり理想的なのは、あごが成長段階にある発育期です。口の中の状態はひとりひとり違うので一概に『開始は何歳から』と断定できません。逆に言うと矯正治療は何歳からでも始められるのですが、もっとも理想的なのは「あごが発育段階にある幼児期から矯正歯科医が定期的に観察していくこと」でしょう。

矯正治療は大まかに云って、

①乳歯、もしくは乳歯と永久歯の混ざった時期(小学生)に行う「早期治療」と
②永久歯になってから以降(中学生以降)の治療に分けられます。
「早期治療」は、将来の不正咬合の発生の予防を目的としたり、成長発育の不調和(例えば受け口)を改善したり、悪習癖(指しゃぶり、舌突出癖など)を取り除いたり、早い時点で治療をしておかないと十分な治療結果が得られない場合に行われます。

永久歯にすべて生え代わってから以降は、マルチブラケット装置(歯の1本1本にブラケットを貼り付け、ワイヤーを通して治療する)による治療が一般的です。

まずは、矯正歯科医にご相談を。

矯正歯科治療を実際に始める年齢となると、一般的には前歯が永久歯に生え代わる7~8歳位が多いでしょう。
ただし、症状の内容によってはそれよりも出来るだけ早く治療を開始した方が良い場合もあり、ケースバイケースです。
相談したからといって必ず治療を開始しなければいけないということではありませんので、ご予約の上、一度お気軽に相談にいらしてください。

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Q4小学生の時期から矯正治療を始めると、治療期間が長くなるのではないかと気になります…。

治療期間は不正咬合の状態によって異なりますが、骨の成長を利用して治療するには、ある程度の時間が必要です。
治療期間の長さを納得できるかが、まず大切です。

例えば、上あごと下あごの骨には何ら問題なく、ただ前歯が一本だけ逆の噛み合わせになっていたとします。
そのときに必要な治療とは、逆になった前歯を正しい位置に戻してあげること。これは、比較的簡単な治療と言えるでしょう。

ただし、こうした簡単な治療であっても、定期的に観察して、その後の噛み合わせの変化や、乳歯から永久歯への生え変わりが順調かどうかのチェックは必要です。そして、仮に不具合が生じていたら、さらなる治療を行うことになります。

一方、上あごと下あごの成長にアンバランスがあって、それを正そうとすれば、骨の成長を利用して治療しなくてはならず、それだけで年単位の歳月を必要とします。そして、骨格に対する治療が一段落すれば、今度は歯の配列を時間をかけて行うことになります。結果として、長い期間が治療にかかるわけですが、ここで大切なのは、これを患者さんご本人に、あるいはご両親にご理解頂く必要があります。

選択肢の広さも早期治療のメリットのひとつ。

骨の成長を利用して骨格関係(上下のあごの位置関係)の不正を改善する場合、時間がかかってしまうのは事実です。しかし、それと同等の結果を「大人」になってから求めようとすると、重症の場合は外科的矯正治療が必要になることもあります。また、早期治療によって将来、抜歯をする頻度が低くなります。

乳歯の時期から治療を開始した症例 (早期治療+マルチブラケット治療)

治療前
乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始

治療後
乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始

乳歯の時期から受け口に対する治療を開始したため手術をせずに治療できました。
また、小臼歯の抜歯もせずに治療できました(矯正治療のみで治療)。

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Q5矯正歯科治療は大人になってからでもできるはず。子供のときから始めるメリットは?

子供と成人の矯正歯科治療のもっとも大きな違いは、成長発育を利用できるかどうかという点にあります。
そもそも噛み合わせや歯並びの悪さは、歯だけでなく、あご(骨格)にも問題がある場合が多いのです。

しかし、成長の止まってしまった大人の場合、不正咬合は歯の移動で治すしかありません。
そのため、治療効果にも限界があると言わざるを得ないのです。
また、大人で明らかに顔面骨格形態に問題がある場合(例えば、顎変形症など)は、外科手術を併用した矯正治療が必要になってきます。

一方、発育過程にある子供の場合、上下のあごの成長を抑制したり、促すなどして治すことが出来ます。要するに、骨格と歯並びの両面から治していくことが可能なわけです。そのため、健康な歯を抜歯せずに、不正咬合を治せる可能性も出てきます。さらに、活発な成長のある時期は組織の順応性も高く治療後の安定性も大人に比べてずっと良いと云えます。

ただし、子供の場合、親の意向で治療を始めることも多く、本人が矯正歯科治療に前向きでない場合も考えられます。ご家族のサポートで子供のやる気を持続させてあげましょう。

乳歯の時期から治療を開始した症例 (早期治療+マルチブラケット治療)

治療前
乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始

治療後
乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始乳歯の時期から治療を開始

小学生(乳歯と永久歯が混ざった時期)から治療を開始したため、骨格的な関係(上下の顎の関係)の不調和も改善できました。また、小臼歯の抜歯もせずに治療できました(矯正治療のみで治療)。

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Q6大人でも歯並びはなおりますか?

普通は、小・中学生の頃に矯正治療を始める場合が多いですが、大人になってからも治療は十分可能です。
ただし、大人の場合は顎関節や歯周病に対する十分な処置、配慮が一層必要となります。
また、大人の場合は噛み合わせの一部に限局して短期間治療するだけでも、大変良い結果を得られることがあります。

60歳を過ぎてから治療を開始しました。(乱杭歯)

50歳を過ぎてから治療を開始しました。(受け口)

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Q7矯正歯科治療を受ける上で、健康な歯を抜くことがあると聞きましたが、
歯を抜かなければいけませんか?

確かに、むし歯でもない健康な歯を抜くのは誰でも抵抗があるものです。矯正歯科医も、出来るだけ抜かずに治したいと考えています。しかし、あごの骨自体が小さかったり、あごに比べて歯が大きすぎたりすると、歯は適切な位置でキレイに並ぶことができません。

従って、噛み合わせや口元の形、口腔周囲筋の緊張の具合、顎の関節の健康等を含めて総合判断した結果、特定の歯を抜歯して矯正治療をした方が望ましい場合があります。

早期治療は抜歯を回避できる可能性も。

当院では、成長期の患者さんには出来るだけ歯を抜かないような治療を目指しております。子供と成人の矯正歯科治療のもっとも大きな違いは、成長発育を利用できるかどうかという点です。小学校の低学年から治療を始めた場合、あごの成長発育を利用できるため、将来の抜歯を回避できる可能性が高くなります。これも、子供のうちから治療を始めるメリットのひとつと言えるでしょう。

ただし、早期から治療を開始しても十分に歯並びが整えられない場合もあります。その際は、子供のうちからの治療であっても、抜歯をすることもあり得ます。もっとも大切なことは、歯を抜く・抜かないではなく、治療後の状態を的確に予測し、噛み合わせと歯並びを整えていくことです。そのためには、どうしても抜歯しなければ治せない症例もあることをご理解ください。

どちらにしても、患者さんと保護者の方に十分説明させていただき、ご納得いただいてから治療に入るシステムをとっております。

抜歯をせずに良い結果を得た症例です。

小臼歯抜去を伴う矯正治療により良い結果を得られました。
治療前は普段から口が開いたままで、口を無理に閉じた時には上下の唇の緊張がありましたが、治療後は唇が自然に閉じた状態となり口元がひきしまりました。

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Q8せっかく治療しても後戻りがないか心配です。

リテーナー(後戻りを防ぐための装置)を出来るだけ長く使うことをおすすめします。

長い時間をかけて治療した歯が少しずつ元の位置に戻っていくことを後戻りといいます。 これは患者さんや矯正歯科医にとって頭の痛い問題です。

しかし、治療したすべての人に後戻りが起こるわけではありません。矯正装置をはずした後のリテーナーの使い方や、もともとの歯の状態など、個人差が大きいといえるでしょう。後戻りを防ぎ、いつでもキレイな歯並びを保つには、矯正歯科医から指示された期間はリテーナーを使うこと、そして積極的な治療後も矯正歯科医院で定期的なチェックを受けることが大切です。

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Q9矯正治療で歯並びが良くなると、顎関節症は治りますか?

顎関節症になる原因は、くいしばり、精神的ストレス、生活習慣、外傷など様々な要因があり、歯並びの悪さもそのひとつと言えます。また、原因は一つとは限らず、様々な要因が絡みあって発症します。例えば、歯の不適切な治療や抜歯後の放置などにより、かみ合わせが不安定な状態で歯ぎしりをすると、顎関節には好ましくない負担がかかります。その状態で、過度な負担が加わり続けると、あるところで顎関節部の抵抗力を超えてしまい、痛みや雑音として症状がでてきます。

だから、かみ合わせを整えることで顎関節への負担を軽くすることができれば、人間が本来持っている自然治癒力で、顎関節の機能も少しずつ回復してきます。しかしながら、顎関節症には、多くの要因が絡みあっているため、矯正治療により歯並びを治すことは、原因となっている要素をひとつ取り除いただけと考える方がよいでしょう。

また、不正咬合の中には、顎関節症になりやすい不正咬合が存在します。このような人は、今は問題がないとしても、将来顎関節症を発症する可能性があります。

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Q10学校検診で、不正咬合の欄に○が!

この機会に、ぜひ矯正歯科専門医にご相談ください。

比較的重症な不正咬合を判定

学校歯科検診では、学校歯科保健の立場から、すべての不正咬合に対してではなく、将来の咀嚼(そしゃく)機能や顎顔面の成長発育に影響するような不正咬合についてスクリーニングするようになりました。歯並びや噛み合わせの異常は、受け口、出っ歯、開咬、乱ぐい歯、すきっ歯などを目安に判定されます。その結果、比較的重症な不正咬合が抽出されることになりました。

歯並びのことを考える、良い機会に

とはいえ、残念ながら矯正歯科治療は、ごく一部の限られた疾患を除いて健康保険の対象ではありません。
つまり、健康保険の名目上疾患として認められていない異常を、学校健診の項目として取り上げることには微妙な問題が生じます。

しかし、健診の目的は「心身の健康に影響を及ぼす可能性のある不正咬合をスクリーニングすること」です。不正咬合の欄に○がついていても必ずしも治療しなければならないわけではありません。ただし、この機会に気軽に矯正専門医に相談し、現状とその問題点の説明を受けられることをお勧めします

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Q11健康保険が適用される場合があると聞いたのですが?

重症の出っ歯や、受け口、あるいは顎の歪みを伴う顎変形症の患者さんには、顎に対する外科手術と矯正治療を組み合わせた、いわゆる『外科的矯正治療(矯正治療と手術を併用)』が必要です。この場合、当院では健康保険の適用が認められています。また、口腔に関連する特定の先天性疾患(唇顎口蓋裂他)を有する場合も、健康保険が適用されます。

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Q12税金の医療費控除を受けるにはどうすれば?

自分自身やその家族が、1年間に一定額を超えた医療費を支払った場合、税金の一部が還元あるいは軽減されます。大人の矯正治療では意見の分かれるところですが、子どもの場合は、どこの税務署でも医療費控除の対象になっています。

また、歯科医院に支払った診療費、治療費と通院のための交通費(電車賃、バス代、タクシー代は領収書を添付のこと)も控除対象になります。 還付金額の目安は、年収が400万円の一般的なサラリーマン家族で年間30万円の医療費の支払いがあった場合、所得税の還付金は約2万円、住民税の還付金が約1万円程度。くわしくは税務署に問い合わせてください。

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Q13医院によってバラバラな矯正歯科治療の料金ですが、目安はどのくらいですか?

不正の程度によって差があります。詳しくはご相談ください。

矯正治療の料金は、健康保険適用外いわゆる「自費診療」で、治療費やその支払い方法などは、病院や診療所によって異なります。また、地域によっても、治療費に若干の差があるようです。もちろん患者さんの治療の難易度や治療期間、使用する装置などによっても、治療費の総額は40万円から120万円程度まで大きく変わってきますから、納得のいくまで説明を受けることをお勧めします。当院では、初診相談時に治療費の総額をご説明しております。

また、支払い方法も矯正歯科医院によって異なります。当院では分割支払い・クレジット払い・デンタルローンも受け付けておりますのでご希望の方はお申し付けください。

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